ライセンス契約とOEM契約

投稿者: | 2015年9月16日

海外メーカ―と商取引を行い製品製造を委託し、日本国内でその製品を販売する場合、大きく分けて契約の結び方はライセンス契約とOEM契約の二通りがあります。

[ライセンス契約] 例えば、メーカーが海外一流ブランドの場合、そのブランド名で知名度や信頼性が浸透しており、既に付加価値がついているのでライセンス契約になることがあります。この契約では、メーカー側は商標・著作権・特許等の元々の知的財産権を保有する「ライセンサー」という立場になります。一方、そのライセンサーとライセンス契約を結び、商標やブランド名や付けた商品を売る側は「ライセンシー」となります。ライセンサーは、商標やブランド名を使用させたり製造技術ノウハウを提供する代わりにライセンシーからライセンス料や売上からのロイヤリティを契約内容に応じて取得します。ライセンシーも、契約に基づきライセンサーの商標やブランドのイメージを損なわないように販売やサービスの品質の維持に努めます。ライセンシーが特定の期間中にある一定の売上や出店条件などをクリアできない場合にライセンス契約が解除になるという条項を契約書に付されるケースが一般的です。

[OEM契約] OEMとは、Original Equipment Manufacturing あるいは Original Equipment Manufacturer の意味です。国内で既に自社の商標やブランドが広く認知されている場合、OEM契約によって委託先から製品だけOEM供給してもらう契約方法です。契約内容によって、自社で仕様やデザインを決めて製品の製造委託だけを行う場合もあれば、既に製品化されている商品の仕様やデザインを一部変更して供給される場合もあります。自社が製造メーカーだったとしても、商品ラインを素早く拡充したい場合や、既に製造元のメーカーから市場に出ている製品でも自社のブランド名や販売流通網を利用して自社製品として販売したい場合に、委託先とそのようなOEM契約を結ぶことが多いです。商品開発のコストやリスクを抑えることのできる手法として古くから国内外で広く採用されています。

ライセンサー ・・・・・・ licenser (licensor)
ライセンシー ・・・・・・ licensee
ロイヤリティ ・・・・・・・ royalty
OEM契約 ・・・・・・・ OEM agreement
商標 ・・・・・・・ trademark